チビノシズカ(2017年生、母グリサージュ)

Chibino Shizuka

2017.02.03

チビノシズカ(2017年2月3日)は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のエピファネイア(当時7歳)と交配したグリサージュが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2021年のキンシバイ特別(一般C3-2)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、梅澤明によって1,404万円で落札された。

角川秀樹厩舎(北海道)へ入厩。

3歳(2020年)

6月10日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、一般C4-7門別ダート1000m 晴/良)に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。馬体重は492kg。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るミロヴィーナスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月2日、中2週で迎えた2戦目は、ショシベツの滝賞門別ダート1200m 雨/不良)に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手(1戦1勝)。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ゾファピーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4歳(2021年)

4月22日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、一般C4-2門別ダート1000m 晴/良)に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手(2戦1勝)。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタノトリガーに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月20日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、一般C32 C41門別ダート1000m 晴/稍重)に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手(3戦2勝)。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジニアテソーロを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月10日、中2週で迎えた5戦目は、キンシバイ特別門別ダート1000m 晴/良)に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手(4戦3勝)。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジニアテソーロを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月6日、中3週で迎えた6戦目は、アスチルベ特別門別ダート1000m 雨/不良)に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手(5戦4勝)。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエランヴィタールを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

8月4日、中3週で迎えた7戦目は、「平取すずらん」特別門別ダート1200m 曇/良)に出走。鞍上は7戦連続で阿部龍騎手(6戦5勝)。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

9月2日、中3週で迎えた8戦目は、日高建設協会特別門別ダート1200m 晴/良)に出走。鞍上は8戦連続で阿部龍騎手(7戦5勝)。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月14日、中5週で迎えた9戦目は、ノーザンホースパーク特別門別ダート1200m 曇/重)に出走。鞍上は9戦連続で阿部龍騎手(8戦5勝)。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、ゴールドドリーム賞門別ダート1200m 曇/重)に出走。鞍上は10戦連続で阿部龍騎手(9戦5勝)。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5歳(2022年)

4月13日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、福寿草特別門別ダート1000m 曇/良)に出走。鞍上は11戦連続で阿部龍騎手(10戦5勝)。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したヤマノプリティーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4月28日、中1週で迎えた12戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ソメイヨシノ特別門別ダート1200m 晴/良)に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

6月9日、中5週で迎えた13戦目は、登別 大湯沼川天然足湯特別門別ダート1200m 晴/良)に出走。鞍上は阿部龍騎手(11戦5勝)。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシロイスズメに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月12日、中4週で迎えた14戦目は、ユリ特別門別ダート1000m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手(12戦5勝)。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず3着に敗れた。

8月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、優駿の里安平町アサヒメロン特別門別ダート1200m 雨/不良)に出走。鞍上は桑村真明騎手(1戦0勝)。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったビービーミューズに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月20日、中5週で迎えた16戦目は、日高町建設協会特別門別ダート1200m 晴/重)に出走。鞍上は阿部龍騎手(13戦5勝)。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したクインズソフィアを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

10月18日、中3週で迎えた17戦目は、北斗紅葉回廊特別門別ダート1200m 晴/良)に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手(14戦5勝)。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したラストトレビアンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月1日、中1週で迎えた18戦目は、しべつ牛乳特別門別ダート1200m 雨/重)に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手(15戦5勝)。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメイショウサミダレを半馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。