マチカネノワキ（2003年生、母ウィンヒストリー）

マチカネノワキ（2003年1月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋野分」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時8歳）と交配したウィンヒストリーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回、地方34戦4勝2着4回。2010年の日胆農協青年部“絆”特別(一般)に勝利した他、2010年の日高軽種馬農業協同組合特別(一般)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

10月16日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は536kg。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

12月18日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたビコージェネラル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のセラピーをハナ差振り切って初白星を挙げた。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下の水仙賞（中山芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた7戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のひめさゆり賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた8戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4歳（2007年）

2月10日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

3月17日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

5月26日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のシャチョマンユウキに1馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

6月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のロストプロパティーをクビ差振り切って勝利をモノにする

6歳（2009年）

7月11日、約25か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦2勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月8日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

11月8日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の立冬特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた16戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の山中湖特別（東京芝1600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

7歳（2010年）

1月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、昇龍特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた18戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、風来特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

5月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の赤レンガ記念（門別ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた20戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコスモバーンをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

6月2日、中1週で迎えた21戦目は、ジャイアントレッカー賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ピースデザインに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた22戦目は、ディープインパクト・プレミアム1（門別ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月15日、中3週で迎えた23戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の星雲賞（門別ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた24戦目は、優駿スタリオンステーション特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた25戦目は、一般A B C1（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフラワータイムを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って単勝一倍台の支持に応えた。

9月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のステイヤーズカップ（門別ダート2600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた27戦目は、一般A B C1（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったリンガスファーストに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月19日、中2週で迎えた28戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい最後はニックバニヤンと並んで9着同着となった。

11月4日、中1週で迎えた29戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、日胆農協青年部“絆”特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフリートアドミラルをアタマ差振り切って6勝目を手に入れた。

11月18日、中1週で迎えた30戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

8歳（2011年）

2月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、兵庫の特産品特別（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月7日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた33戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、ひばり特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた34戦目は、ふたご座特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルクウィザードから4馬身差の2着となった。

8月13日、中9週で迎えた35戦目は、全国公営競馬主催者協議会会長賞（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた36戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、彦山特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

9月11日、中1週で迎えた37戦目は、コスモス特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で片桐正雪騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のエンジェルブレスに1馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

9月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、ななかまど特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で片桐正雪騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた39戦目は、汐風賞（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で片桐正雪騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた40戦目は、福山地方卸売市場賞（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で片桐正雪騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた41戦目は、地方重賞の福山菊花賞（福山ダート2250m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で片桐正雪騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた42戦目は、かえで特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で片桐正雪騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた43戦目は、ゆず特別（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で片桐正雪騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた44戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、夢と元気があふれるまち三次特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

9歳（2012年）

1月2日、中1週で迎えた45戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、正月特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた46戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、ガーネット特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったファイトオングラスからクビ差の2着に惜敗した。

1月29日、中1週で迎えた47戦目は、春の雪特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた48戦目は、地方重賞のいろは丸賞（福山ダート1250m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた49戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、鞆・町並ひな祭特別（福山ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた50戦目は、平家谷つばき特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は片桐正雪騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。