リバティパワー（2009年生、母パワートップレディ）

リバティパワー（2009年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスタチューオブリバティ（当時9歳）と交配したパワートップレディが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は江渡繁治。戦績は、地方35戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年のフェイスフルレイン特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

柿本政男厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2011年）

10月28日、デビュー戦は脇田創騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るサイドシルを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月15日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦の龍珠特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったキタサンツバサに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月6日、中2週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2012年）

4月10日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で脇田創騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のびわ特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で脇田創騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るツクバワンを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

6月18日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のブルーベリー特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で脇田創騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のビービーマグレブに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

7月23日、中4週で迎えた7戦目は、九十九里特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で脇田創騎手（6戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコリオレイナスを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

8月10日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた8戦目は、勇魚特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で脇田創騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ダージープレミアムに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中4週で迎えた9戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、菊月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦のオパール特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、4着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた11戦目は、フェイスフルレイン特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は脇田創騎手（8戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハクユウシャンティを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

12月7日、中4週で迎えた12戦目は、一陽特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（9戦5勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2013年）

1月7日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、ありがとう!フリオーソ引退記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇田創騎手（10戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

2月8日、中4週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた14戦目は、如月特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で脇田創騎手（11戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

6月19日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、青柳特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で脇田創騎手（12戦5勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

7月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、オレンジレース開催記念（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で脇田創騎手（13戦5勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

8月6日、中2週で迎えた17戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、ガーナ共和国盃（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

10月9日、中8週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた18戦目は、古都特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

10月29日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、一茶特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたダージープレミアム決め手に屈してアタマ差の2着となった。

12月4日、中4週で迎えた20戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

5歳（2014年）

1月3日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦の紅梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で杉村一樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた22戦目は、睦月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で杉村一樹騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

2月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の如月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

3月18日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、春音特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

7月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、海ほたる特別（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた26戦目は、新涼スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

9月25日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、長月特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の陽月特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた29戦目は、一茶特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月5日、中4週で迎えた30戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、柊特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた31戦目は、アデュー2014賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

6歳（2015年）

1月14日、中1週で迎えた32戦目は、目利き番頭船えもんカップ（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた33戦目は、立春特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は脇田創騎手（14戦5勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい6着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた34戦目は、三咲特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で脇田創騎手（15戦5勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、5着を確保した。

4月13日、中4週で迎えた35戦目は、花まつり特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は本田正重騎手（7戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。