サイドシル（2009年生、母インターファンシー）

サイドシル（2009年5月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時13歳）と交配したインターファンシーが22歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）山田牧場。戦績は、地方40戦6勝2着11回。主な勝ち鞍は2014年の星月夜特別(一般B3三)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。9歳のとき、浅川牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

矢内博厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2011年）

10月28日、デビュー戦は江川伸幸騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、リバティパワーに交わされて2馬身半差の2着となった。

3歳（2012年）

1月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ニュースメーカーに交わされて1馬身半差の2着となった。

2月7日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったビナセブンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月19日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で江川伸幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、少々速いペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のエスティタテヤマに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月23日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦のサンダーソニア賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で江川伸幸騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

8月10日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のひまわり賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で江川伸幸騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったトチノマリリンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月4日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のナイスレイン特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で江川伸幸騎手（7戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ピークハンターに交わされて4馬身差の2着となった。

9月26日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の寿美家どんぶりウェルカム賞（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で江川伸幸騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたテラザホープ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月29日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定戦のダイゼン賞（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で江川伸幸騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では稟性の闘争本能でゴールまでタレずに走り切ったが、4着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた11戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして悠々と抜け出し、最後は2着のジギーに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2013年）

1月9日、中4週で迎えた12戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のヒヨドリ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のクラカルメンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

3月11日、中8週で迎えた13戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のチドリ賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた15戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のヤマニンプレッジに2馬身の差をつけて4勝目をマークした。

5月6日、中2週で迎えた16戦目は、サンケイスポーツ盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、ドリームネイチヤーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月28日、中2週で迎えた17戦目は、雁坂特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったコスモルミナスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中2週で迎えた18戦目は、ラズベリー特別（船橋ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、リバースターリングに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月16日、中3週で迎えた19戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のオヤビンをクビ差振り切って順当に勝利した。

8月5日、中2週で迎えた20戦目は、鋸山特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

11月13日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、胡桃特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた22戦目は、ケンタウルス特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、最後はマイネルウィットと並んで3着同着となった。

5歳（2014年）

1月8日、中4週で迎えた23戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、目利き番頭船えもんカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた24戦目は、王者の眼差し特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

3月19日、中6週で迎えた25戦目は、春疾風賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた26戦目は、一般B3二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の負けじ魂を発揮して諦めることなく走り切り、3着を確保した。

4月21日、中0週で迎えた27戦目は、プレセペ賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

5月5日、中1週で迎えた28戦目は、ふなっしー来場記念特別（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

6月24日、中6週で迎えた29戦目は、バモラ賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で内田利雄騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた30戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、アルタイル賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた31戦目は、ふなっしー来場記念（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた32戦目は、勇魚特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた33戦目は、星月夜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中野省吾騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のインディライトに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月10日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦のテレ玉バッハプラザ特別（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で中野省吾騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、トーセンブリッツに交わされて4馬身差の2着となった。

10月14日、中4週で迎えた35戦目は、古都特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で中野省吾騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ダイリンウィークに交わされて4馬身差の2着となった。

11月5日、中2週で迎えた36戦目は、牝馬限定戦のトパーズスター賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で中野省吾騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

6歳（2015年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた37戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の梅見月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中野省吾騎手（7戦1勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4月17日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた39戦目は、アンデルセン特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（8戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた40戦目は、江戸川特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（9戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。