カネヒュウガ（1989年生、母カネノギク）
Kane Hyuga
1989.02.20
カネヒュウガ（1989年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のルイヴイルサミツト（当時9歳）と交配したカネノギクが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は合資会社青森牧場。戦績は、中央平地22戦5勝2着2回、地方26戦0勝2着5回。主な勝ち鞍は1994年のセプテンバーステークス(ハンデ)。
経歴
デビュー前
阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（1992年）
3月28日、デビュー戦は谷中公一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山芝1600m 外回り 曇/重）に出走。馬体重は508kg。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のシェナンドアワルツをクビ差振り切って初白星を挙げた。
4月18日、中2週で迎えた2戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。
5月10日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下の夏木立賞（東京芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。
5月31日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ニホンピロナーリーにハナ差交わされて2着に惜敗した。
6月13日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、トレヴィットに交わされて8馬身差の2着に敗北した。
4歳（1993年）
3月7日、約9か月の休養明けで迎えた6戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。
3月21日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のトウショウジェラスを3/4馬身振り切って制した。
4月17日、中3週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田政人騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
5月8日、中2週で迎えた9戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。
5月23日、中1週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の江の島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。
6月6日、中1週で迎えた11戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く粘り込んで、最後は2着のトモエサーペンをアタマ差振り切って3勝目を手にした。
6月26日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は谷中公一騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。
7月24日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の阿寒湖特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のデンバーシチーをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。
5歳（1994年）
5月28日、約10か月半の休み明けで迎えた14戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、メイステークス（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。
6月19日、中2週で迎えた15戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、福島テレビ杯（福島芝2000m 雨/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。
6月25日、連闘で迎えた16戦目は、ハンデ戦の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。
7月10日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。
8月14日、中4週で迎えた18戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の新潟日報賞（新潟芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。
8月28日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。
9月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、ながつきステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。
9月24日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、ハンデ戦のセプテンバーステークス（中山芝1800m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブランドノーブルを上がり3位タイの末脚で半馬身差し切って雨中の戦いを制した。
10月9日、中1週で迎えた22戦目は、福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。
6歳（1995年）
8月20日、約10か月半の休養明けで迎えた23戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。
9月3日、中1週で迎えた24戦目は、一般A2（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。
9月19日、中1週で迎えた25戦目は、長月特別（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。6着に終わった。
10月2日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、神無月特別（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。
10月15日、中1週で迎えた27戦目は、神無月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったホクサイローラーから1馬身差の2着となった。
10月31日、中1週で迎えた28戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。
11月13日、中1週で迎えた29戦目は、佐藤庄一郎騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクセスロードから4馬身差の2着となった。
11月28日、中1週で迎えた30戦目は、一般A（上山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤庄一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。
12月11日、中1週で迎えた31戦目は、師走特別（上山ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤庄一郎騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったポットハーベストから1馬身半差の2着に敗北した。
7歳（1996年）
4月16日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、一般A1（上山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。
4月29日、中1週で迎えた33戦目は、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（7戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。
5月14日、中1週で迎えた34戦目は、さつき賞（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤庄一郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。
5月28日、中1週で迎えた35戦目は、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（8戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。
6月25日、中3週で迎えた36戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（9戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。
7月9日、中1週で迎えた37戦目は、文月特別（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（10戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったタンホイザーから2馬身差の2着となった。
7月23日、中1週で迎えた38戦目は、鳥海大賞典（上山ダート2300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（11戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。
8月6日、中1週で迎えた39戦目は、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（12戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパーファルドから5馬身差の2着となった。
9月3日、中3週で迎えた40戦目は、長月特別（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で関本淳騎手（13戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月17日、中1週で迎えた41戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で関本淳騎手（14戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。
10月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた42戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で関本淳騎手（15戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。
10月29日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた43戦目は、一般A1（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で関本淳騎手（16戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。
11月12日、中1週で迎えた44戦目は、みちのく賞（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で関本淳騎手（17戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。
11月25日、中1週で迎えた45戦目は、一般A2（上山ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で関本淳騎手（18戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。5着に終わった。
12月9日、中1週で迎えた46戦目は、一般A2（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で関本淳騎手（19戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。
8歳（1997年）
9月8日、約9か月の休養明けで迎えた47戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、サファイヤ特別（上山ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。
9月22日、中1週で迎えた48戦目は、サファイヤ特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（20戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。