ヴェルトハイム（2018年生、母ワイルドココ）

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額4,000万円（8万×500口）で一口馬主が募集された。

2歳（2020年）

11月7日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るテイエムタツマキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月12日、中4週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのエリカ賞（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

3歳（2021年）

1月31日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

4月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から26kg戻して迎えた4戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのあやめ賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスのあずさ賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、抜け出したカイザーバローズに3/4馬身届かず2着に敗北した。

6月27日、中5週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの城崎特別（阪神芝1800m 外回り小雨/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったジオフロントに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったルージュメサージュにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月7日、中5週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4歳（2022年）

2月5日、約3か月の休養明けで迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のアドマイヤベネラに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

3月5日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの和田岬特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったオールザワールドにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中2週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの四国新聞杯（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフアナをクビ差振り切って順当に勝利した。

5月21日、中7週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスのシドニートロフィー（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた13戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

10月16日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの西宮ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

11月13日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのユートピアステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

5歳（2023年）

5月14日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの錦ステークス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

6月18日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの多摩川ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月5日、中6週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの新潟日報賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したアルーリングウェイを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月14日、中9週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したジューンオレンジを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月11日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの奥多摩ステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6歳（2024年）

2月10日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上3勝クラスの雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のミシシッピテソーロに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

2024年2月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。