マイコハン（2005年生、母エチケット）

マイコハン（2005年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「舞妓はん」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時7歳）と交配したエチケットが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）武牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害2戦0勝、地方19戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上C2 13。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

8月23日、デビュー戦は船曳文士騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は490kg。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

10月4日、中5週で迎えた2戦目は、大下智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

10月25日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた3戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアムリタに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月1日、連闘で迎えた4戦目は、3歳以上C2 32（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナムラデュラブに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月30日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオーバーザレンジを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオーヨドヨシツネに5馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

4歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた8戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は新原健伸騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ライトケーティングに半馬身交わされて2着となった。

2月1日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

7月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

11月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は力尽きて18着に終わった。

5歳（2010年）

1月5日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で植野貴也騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で植野貴也騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。13着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で植野貴也騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で植野貴也騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた17戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、猪名川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

6月9日、中6週で迎えた18戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、水無月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

7月19日、中5週で迎えた19戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、バルーンカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

8月14日、中3週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた20戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のジーティーアンティを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

8月28日、中1週で迎えた21戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイハマジュンに8馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月19日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカノヤキラリに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月2日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2 22（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカシノアラベスクに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月17日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイネルシェモードにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月6日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（3戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシゲルオイチをアタマ差振り切って圧倒的支持に応えた。

11月27日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（4戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のコスモエポックを3/4馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

12月19日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったカシノアベベに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。