スパイシーターボ（2007年生、母マチカネキミガタメ）

スパイシーターボ（2007年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時10歳）と交配したマチカネキミガタメが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）三輪牧場。戦績は、地方26戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年のアタック戦。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三輪牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

赤間亨厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2009年）

6月22日、デビュー戦は江川伸幸騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 雨/不良）に出走。馬体重は466kg。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスマートパワーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

7月7日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスマートパワーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月28日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦のアンタレス特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサカイチハナミズキに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月14日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の兼六園ジュニアカップ（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

9月21日、連闘で迎えた5戦目は、2歳戦のほっこく観光杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したドリームピーチを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタック戦（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルハチトドロキに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月29日、中7週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のヤングチャンピオン（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は吉田晃浩騎手（2戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフレートライナーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

3歳（2010年）

4月20日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5月18日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の能登琴ヶ浜特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田晃浩騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳戦のお松の方行列特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉田晃浩騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月17日、中8週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた13戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた14戦目は、3歳A2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた15戦目は、3歳B8（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったカイジンアジュディに詰め切れず、3馬身差の2着に敗れた。

9月14日、連闘で迎えた16戦目は、3歳戦の穴水前波曳山祭特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で服部大地騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず3着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦の秋の千枚田特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部大地騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で服部大地騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

4歳（2011年）

4月3日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、和哉お誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月26日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた20戦目は、東日本大震災復興支援復興を応援します山元（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

6月21日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、名物食べて復興支援白金豚（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

5歳（2012年）

4月3日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg戻して迎えた22戦目は、一般C4四（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は服部大地騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般C4三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた24戦目は、境田大悟杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（8戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた25戦目は、西尾祐馬三歳誕生日記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部大地騎手（9戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシルククロノスを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5月27日、中1週で迎えた26戦目は、一般C4三（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部大地騎手（10戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。