ジャストイメージ（1987年生、母フラッフイ）

ジャストイメージ（1987年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のノーザリー（当時15歳）と交配したフラッフイが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は上田忠志。戦績は、中央平地12戦0勝、中央障害2戦0勝、地方28戦13勝2着5回。主な勝ち鞍は1993年のフェニックス特別(A2)。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

1月27日、デビュー戦は丸山勝秀騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4歳（1991年）

4月27日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

5月4日、連闘で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

5月12日、連闘で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

6月22日、中5週で迎えた6戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月7日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿元嘉和騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた9戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小原義之騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

11月2日、中5週で迎えた13戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1992年）

4月12日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3-3（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のリワードミントに約19馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月27日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C3-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマークランに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月12日、中1週で迎えた17戦目は、獅子吼賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルグローリーに2馬身半の差をつけて優勝

5月26日、中1週で迎えた18戦目は、山下誠騎手を鞍上に迎えて、若葉賞（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルグローリーから1馬身半差の2着に敗北した。

6月7日、中1週で迎えた19戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（3戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のリワードメルヘンに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月23日、中1週で迎えた20戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（4戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のレディプロムナードに4馬身の差をつけて5勝目を収める

7月6日、中1週で迎えた21戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（5戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のモーニングブリーズに3馬身の差をつけて6勝目を奪取した。

7月19日、中1週で迎えた22戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中川雅之騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた23戦目は、吉井敏雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1993年）

4月25日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井敏雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のオバナオスカーに半馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

5月9日、中1週で迎えた25戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井敏雄騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のホウライローマンに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月23日、中1週で迎えた26戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井敏雄騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のフォスターラガーに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月8日、中1週で迎えた27戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったハクツルキングから3/4馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中7週で迎えた28戦目は、レグルス特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉井敏雄騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトウホーパンチに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

8月15日、中1週で迎えた29戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井敏雄騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウホーパンチから2馬身差の2着に敗北した。

8月29日、中1週で迎えた30戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井敏雄騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた31戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井敏雄騎手（7戦4勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウホーパンチから4馬身差の2着となった。

9月27日、中1週で迎えた32戦目は、オリオン特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井敏雄騎手（8戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のウイルグンダンに半馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

10月11日、中1週で迎えた33戦目は、北陸三県畜産会長賞（金沢ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉井敏雄騎手（9戦5勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた34戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井敏雄騎手（10戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスタールドルフから2馬身半差の2着に敗北した。

11月22日、中1週で迎えた35戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井敏雄騎手（11戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のラムセスオーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月5日、中1週で迎えた36戦目は、あすなろ賞（金沢ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井敏雄騎手（12戦6勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7歳（1994年）

1月4日、中3週で迎えた37戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、ほくてつニューイヤーカップ（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月5日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた38戦目は、オリオン特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（7戦6勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた39戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（8戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8歳（1995年）

1月3日、中1週で迎えた40戦目は、ほくてつニューイヤーカップ（金沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（9戦6勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月11日、約3か月半の休養明けで迎えた41戦目は、松田由之騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月25日、中1週で迎えた42戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田由之騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のロングアミーゴに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。