マンボノリズム（1997年生、母ラブリーナナ）

マンボノリズム（1997年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のリズム（当時10歳）と交配したラブリーナナが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）見上牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着3回、中央障害9戦3勝2着2回。2002年の京都ハイジャンプ(JG2)で2着に入った他、2002年の阪神ジャンプステークス(JG3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、見上牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月17日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は516kg。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヘイセイリクエストに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月21日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた4戦目は、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

9月18日、中1週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた5戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したヤマカツスズランを差し切れず、3馬身差の2着となった。

10月23日、中4週で迎えた6戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

3歳（2000年）

2月5日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

2月26日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（8戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（9戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のメイショウイダテンに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月30日、中2週で迎えた12戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石橋守騎手（10戦2勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では全く伸びず13着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた13戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石橋守騎手（11戦2勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に終わった。

12月9日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で石橋守騎手（12戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したエイシンモモタローにクビ差届かず2着となった。

12月23日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石橋守騎手（13戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

4歳（2001年）

1月13日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で石橋守騎手（14戦2勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大和特別（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で石橋守騎手（15戦2勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

7月14日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で石橋守騎手（16戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、伸びてきたタマモノーブル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月28日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で石橋守騎手（17戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

8月4日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で石橋守騎手（18戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファンドリノゾミに9馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

9月2日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で石橋守騎手（19戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の秋分特別（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は15戦連続で石橋守騎手（20戦3勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた23戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた24戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピールドルフに6馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

10月27日、中1週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のグッドパーラライスに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

11月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のブレーブテンダーをハナ差制して勝利をモノにする

12月8日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で西谷誠騎手（3戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2002年）

4月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で西谷誠騎手（4戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったホッコーアンバーから約11馬身差の2着に敗北した。

8月24日、約4か月の休養明けで迎えた29戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、豊国ジャンプステークス（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月14日、中2週で迎えた30戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3170m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧田和弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は西谷誠騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月9日、中3週で迎えた32戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロライデンから5馬身差の2着に敗北した。