アグネスフォルテ（2013年生、母アグネスリース）

アグネスフォルテ（2013年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+力強い(伊)」。毛色は栗毛。種牡馬のハービンジャー（当時7歳）と交配したアグネスリースが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は富田牧場。2016年の京都新聞杯(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

長浜博之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

8月23日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月24日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエックスマスに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月15日、中2週で迎えた3戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下のこうやまき賞（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり最後はブルーオリエントと並んで5着同着となった。

3歳（2016年）

1月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

2月13日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3月27日、中5週で迎えた7戦目は、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたレッドエルディスト決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松山弘平騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたスマートオーディン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月29日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で松山弘平騎手（4戦0勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

9月25日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松山弘平騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

10月23日、中3週で迎えた12戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で松山弘平騎手（6戦0勝）。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1600万下の比叡ステークス（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松山弘平騎手（7戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

5歳（2018年）

1月6日、約14か月の休み明けで迎えた14戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

9月1日、約7か月の休養明けで迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月16日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の能勢特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

10月7日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のジークカイザーに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

11月11日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の修学院ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

6歳（2019年）

2月10日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

2月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の尼崎ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月14日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた22戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの大原ステークス（京都芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのノベンバーステークス（東京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

7歳（2020年）

1月6日、中8週で迎えた24戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。3着に入った。

1月25日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝2910m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のメイプルキングに3/4馬身の差をつけて優勝

3月28日、中8週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中村将之騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月19日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。14着に終わった。

2020年12月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。