マコトエクサルシス（2010年生、母マコトエンエン）

マコトエクサルシス（2010年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋興奮、高揚（ギリシャ語）」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時12歳）と交配したマコトエンエンが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方15戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の青葉特別(B1)。

経歴

デビュー前

梅田智之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月9日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は456kg。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2013年）

1月14日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

6月26日、約5か月半の休養明けで迎えた4戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の槍ヶ岳賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた6戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月31日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

10月3日、中4週で迎えた8戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るニホンピロホウオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月23日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったアンカジャポニカに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月6日、中1週で迎えた10戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るミッキーマンデーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

11月27日、中2週で迎えた11戦目は、だいあんさす賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルエウロスを半馬身振り切って制した。

12月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月29日、中2週で迎えた13戦目は、日高軽種馬農業協同組合特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったヒシストーミイに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4歳（2014年）

2月25日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた16戦目は、そのたん特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松本幸祐騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のトウケイゴールドに2馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

4月23日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松本幸祐騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったヒシストーミイに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月8日、中1週で迎えた18戦目は、青葉特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松本幸祐騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のニューロジカルに4馬身の差をつけて5勝目を収める

5月29日、中2週で迎えた19戦目は、神戸ビーフ特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松本幸祐騎手（9戦4勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた20戦目は、DASH柳津・福山駅前開設1周年記念特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で松本幸祐騎手（10戦4勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

10月15日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、近江米特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。