ピアッツァ（1997年生、母ピュアーホワイト）

ピアッツァ（1997年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールデンフェザント（当時11歳）と交配したピュアーホワイトが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）林農場。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回、地方18戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,000万円（20万×50口）で一口馬主が募集された。

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

4月30日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ブライアンズホークに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

6月10日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、逃げるパーシステントガイを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

7月1日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田未崎騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のソシアルクイーンに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

12月10日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田未崎騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

4歳（2001年）

1月6日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田未崎騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

2月11日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田未崎騎手（6戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田未崎騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

4月29日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で柴田未崎騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

6月16日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（9戦1勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（10戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月19日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた13戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1五イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1六イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカネマサダンツーに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

5歳（2002年）

1月1日、中1週で迎えた15戦目は、初春特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

2月4日、中4週で迎えた16戦目は、麗春特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤祐樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤祐樹騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したエスサガミを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

3月27日、中3週で迎えた18戦目は、椎名廣明騎手を鞍上に迎えて、一般C1五ア（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したスバルタイヨーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

4月18日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1三ア（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1四ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は椎名廣明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた21戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローマンセブンに4馬身の差をつけて3勝目をマークした。

6月12日、中2週で迎えた22戦目は、麦秋特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイランドファイトに3馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

7月1日、中2週で迎えた23戦目は、文月特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の犬吠埼特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦2勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

8月29日、中5週で迎えた25戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の御宿特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

9月20日、中2週で迎えた26戦目は、サファイア特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ワタリオーロラに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月2日、中1週で迎えた27戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3三（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（4戦2勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた29戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、長谷特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた30戦目は、ラピスラズリ特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（5戦2勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。