アシゲノキラメキ（2003年生、母エプロンドレス）

アシゲノキラメキ（2003年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「芦毛の煌めき」。毛色は芦毛。種牡馬のデザートキング（当時9歳）と交配したエプロンドレスが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は田中スタッド。戦績は、中央平地3戦1勝2着1回、地方32戦9勝2着4回。2007年の東海クラウン(一般A1)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中スタッドから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、阪口揚造によって840万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

6月4日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったフローラルジュノーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタニノバロンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月9日、中2週で迎えた3戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

10月18日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイファーユウホウを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて優勝

12月5日、中3週で迎えた6戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクリアーボーイを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月19日、中1週で迎えた7戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマヤノホマレに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月31日、中1週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

4歳（2007年）

1月21日、中2週で迎えた9戦目は、岐阜アグリフーズ杯（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイスターキングに約13馬身の大差をつけて制した。

3月12日、中6週で迎えた10戦目は、ヒヤシンス特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイファーユウホウに2馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

4月30日、中6週で迎えた11戦目は、地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた12戦目は、東海クラウン（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったエイシンダイオーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月13日、中3週で迎えた13戦目は、一般A4 B3（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスリーフォートランを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

7月4日、中2週で迎えた14戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（7戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず3着に敗れた。

10月8日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、伊勢菊賞（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で東川公則騎手（8戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオーナーズレオンに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月7日、中3週で迎えた16戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で東川公則騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルヨサンデーを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5歳（2008年）

2月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた18戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、フミノシナジーに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

4月2日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

5月7日、中4週で迎えた20戦目は、一般C1四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテンジンミナトオーを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6歳（2009年）

8月3日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、林幻騎手を鞍上に迎えて、一般C2三アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

9月3日、中3週で迎えた23戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた25戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったイッセイノユウに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

11月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、一般C2七八（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は林幻騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた28戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、31st ホワイトクリスマス賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

12月24日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

7歳（2010年）

1月14日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3三四ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は林幻騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた31戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四五（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた32戦目は、一般C3四五（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は林幻騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮し、3着に入った。

2月17日、連闘で迎えた33戦目は、一般C3五六ア（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林幻騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフジマサボーイを上がり2位の末脚で半馬身差し切って久方ぶりに白星を挙げた。

3月12日、中2週で迎えた34戦目は、一般C3一二イ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で林幻騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた35戦目は、一般C3一二（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で林幻騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。