セザンボーイ（1986年生、母シオノミドリ）
Sezan Boy
1986.03.27
セザンボーイ（1986年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のジユアンジヨ（当時9歳）と交配したシオノミドリが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は小西 章。戦績は、中央平地26戦5勝2着6回、地方17戦0勝2着2回。1989年のタマツバキ記念(重賞)で2着に入った他、1989年のアラブスプリントステークス(アラ系4歳以上オープン ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
福永甲厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1988年）
7月17日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。
7月31日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。
8月13日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。
8月21日、連闘で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアカネユーホーに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
11月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、アラ系3歳300万下（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。
11月26日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村卓士騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。
12月3日、連闘で迎えた7戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中京芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のアイビンゾンネを3/4馬身振り切って2勝目を獲得した。
12月17日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。
3歳（1989年）
1月28日、中5週で迎えた9戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（小倉芝2000m 曇/良）に53kgの斤量を背負って出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセッテノベラに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
2月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田島信行騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に終わった。
3月4日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系4歳以上700万下（中京ダート1700m 曇/重）に54kgの斤量を背負って出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。
3月26日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったアキヒロホマレに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。
6月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったマサツラに詰め切れず、1馬身差の2着となった。
6月25日、連闘で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上700万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったミスターキャッシュに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。
7月9日、中1週で迎えた15戦目は、国兼正浩騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。
7月22日、中1週で迎えた16戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上700万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ポットカオリに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。
8月12日、中2週で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上700万下のアラブ特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は国兼正浩騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカンキョウカンカンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
8月19日、連闘で迎えた18戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国兼正浩騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスズノムテキに1馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。
9月17日、中3週で迎えた19戦目は、重賞のタマツバキ記念（函館芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で国兼正浩騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアキヒロホマレに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。
4歳（1990年）
7月15日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、重賞のセイユウ記念（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。
8月4日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。
5歳（1991年）
8月3日、約12か月の休み明けで迎えた22戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマドンナマーチを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って久々の一戦をモノにした。
8月17日、中1週で迎えた23戦目は、アラ系4歳以上オープン（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。
6歳（1992年）
9月20日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、重賞のタマツバキ記念（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。
10月17日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた25戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの三春ステークス（福島芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。
11月14日、中3週で迎えた26戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブ王冠（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。
7歳（1993年）
10月10日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般A3（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月24日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた28戦目は、アラ系一般A3（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。7着に敗れた。
11月8日、中1週で迎えた29戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。
11月23日、中1週で迎えた30戦目は、アラ系一般A3（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は三浦誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイケルランサーから半馬身差の2着となった。
12月7日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系一般A（上山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。
8歳（1994年）
2月13日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた32戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B（中津ダート1760m 晴/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。
2月27日、中1週で迎えた33戦目は、安東章騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。
3月13日、中1週で迎えた34戦目は、笠田敏勝騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B（中津ダート1760m 晴/重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。
5月3日、中6週で迎えた35戦目は、アラ系一般C1（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は安東章騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。
5月14日、中1週で迎えた36戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。
6月26日、中5週で迎えた37戦目は、小田部雪騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったモルテイーザーから約13馬身差の2着となった。
7月30日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた38戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。
8月13日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた39戦目は、アラ系一般B（中津ダート1620m 曇/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月5日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた40戦目は、アラ系一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は安東章騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。
9月19日、中1週で迎えた41戦目は、高砂哲二騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B（中津ダート1620m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。
10月10日、中2週で迎えた42戦目は、アラ系一般B（中津ダート1620m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高砂哲二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。
10月22日、中1週で迎えた43戦目は、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 曇/不良）に出走。鞍上は石川浩文騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。