シンビッグハート（1985年生、母ヒロジヨオー）

シンビッグハート（1985年6月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時11歳）と交配したヒロジヨオーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着2回、中央障害14戦2勝2着5回。1989年の京都大障害（秋）(重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

1月10日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた3戦目は、内田国夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンデースマイルを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月20日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田国夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

5月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、松永昌博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月30日、中3週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したシバブレイブを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のイブキサガリュウに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月4日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上400万下の唐津特別（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

9月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

10月15日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた13戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（8戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

11月6日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で松永昌博騎手（9戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で松永昌博騎手（10戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で松永昌博騎手（11戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた17戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4歳（1989年）

2月12日、中6週で迎えた18戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた19戦目は、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のダイナスタイリストに2馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4月2日、中3週で迎えた20戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で古小路重男騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた21戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で古小路重男騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた22戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で古小路重男騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。最後は、勝ったスティビーパワーから2馬身半差の2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた23戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で古小路重男騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に沈んだ。

6月18日、中2週で迎えた24戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で古小路重男騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月5日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で古小路重男騎手（7戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリバロンから8馬身差の2着となった。

8月19日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で古小路重男騎手（8戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイビンクインから2馬身半差の2着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた27戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で古小路重男騎手（9戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で古小路重男騎手（10戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は12戦連続で古小路重男騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったパンフレットから4馬身差の2着となった。

11月12日、中2週で迎えた30戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は13戦連続で古小路重男騎手（12戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のナチノパーソに半馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月26日、中1週で迎えた31戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は14戦連続で古小路重男騎手（13戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサイコーホークから7馬身差の2着となった。

5歳（1990年）

4月7日、約4か月半の休み明けで迎えた32戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3200m 雨）に出走。9頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。