サイドワインダー（1998年生、母ゴールデンジャック）

サイドワインダー（1998年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時15歳）と交配したゴールデンジャックが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はタバタファーム。戦績は、中央平地37戦8勝2着4回。2004年の中山記念(G2)で2着に入った他、2005年のスワンステークス(G2)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

3月24日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のフミノトップヘイロをクビ差振り切って初白星を挙げた。

5月13日、中6週で迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

9月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

10月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセキサンデインヒルをクビ差振り切って勝利をモノにする

10月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（3戦2勝）。17頭立ての9番人気で大外17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、6着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（4戦2勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2001ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4歳（2002年）

1月6日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（5戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサカゲイルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて制した。

1月19日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（6戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、最後はコスモフライトと並んで3着同着となった。

2月2日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（7戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月12日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（8戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のアサカゲイルに1馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

10月27日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（9戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るカノヤチカラを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って5勝目を収める

11月23日、中1週で迎えた16戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京阪杯（京都芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のダービーレグノを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

5歳（2003年）

1月5日、中5週で迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のグラスワールドを3/4馬身振り切って3連勝で重賞2勝目を挙げた。

10月25日、約10か月の休養明けで迎えた18戦目は、G3の富士ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は福永祐一騎手（10戦5勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミレニアムバイオに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中3週で迎えた19戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（11戦5勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデG3の鳴尾記念（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

6歳（2004年）

1月5日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（12戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイソールサウンドにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月1日、中3週で迎えた22戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月29日、中3週で迎えた23戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（13戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったサクラプレジデントに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月17日、中6週で迎えた24戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（14戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

7歳（2005年）

6月5日、約14か月の休養明けで迎えた25戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、G1の安田記念（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた26戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（阪神芝1600m 雨/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

7月17日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、G3の北九州記念（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた28戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（15戦5勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダイワメジャーを半馬身振り切って3つ目の重賞タイトルをつかんだ。

10月29日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（16戦6勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったコスモサンビームにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中2週で迎えた30戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

8歳（2006年）

6月11日、約7か月の休養明けで迎えた31戦目は、G3のエプソムカップ（東京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた32戦目は、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（17戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

8月6日、中4週で迎えた33戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（18戦6勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた34戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた36戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた37戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（3戦0勝）。18頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず17着に終わった。