シルクドルフィン（2006年生、母シルクアムール）

シルクドルフィン（2006年2月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イルカ」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時14歳）と交配したシルクアムールが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着2回、地方8戦0勝2着2回。2013年のあすなろ賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

2月22日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月25日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイトあじさい特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、セイウンラピッドに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

7月21日、中0週で迎えた5戦目は、3歳戦のフォーチュネイトひまわり特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

9月19日、中8週で迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヒミノリュウオウをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

4歳（2010年）

1月23日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入った。

3月7日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

6月13日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中博康騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、6着に終わった。

9月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（3戦0勝）。17頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（3戦0勝）。17頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5歳（2011年）

3月27日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた16戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニシノヴァンクールにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月21日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に敗れた。

10月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

12月18日、連闘で迎えた21戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナムラボルカーンに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6歳（2012年）

1月14日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（6戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた23戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

4月21日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトモロマイスターをアタマ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

5月13日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の赤倉特別（新潟芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

11月3日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた27戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

12月23日、中6週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

7歳（2013年）

4月15日、約4か月の休み明けで迎えた29戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、森林林業日本一の町住田レース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた30戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の赤松杯（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

5月13日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた31戦目は、アンライバルド賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、抜け出したザドライブに半馬身届かず2着となった。

5月26日、中1週で迎えた32戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のあすなろ賞（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞のかきつばた賞（盛岡芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月18日、中9週で迎えた34戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、横手やきそば四天王決定戦レース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。