スプリングハウル（2004年生、母ヤクモパイン）

スプリングハウル（2004年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋『ハウルの動く城』登場人物名より」。毛色は栗毛。種牡馬のデヒア（当時13歳）と交配したヤクモパインが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は宮本一輝。戦績は、中央平地4戦0勝、地方25戦9勝2着6回。主な勝ち鞍は2009年の一般B1-2。

経歴

デビュー前

沢峰次厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

6月2日、デビュー戦は田中剛騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

7月22日、中6週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

9月8日、中4週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

10月29日、中6週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトゥインクルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月12日、中1週で迎えた6戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、カシオペア特別（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた7戦目は、クラブさいがわ杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスナークヨシムネを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って断然の支持に応えた。

12月10日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-5（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-6（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したベルモントパンドラを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

4歳（2008年）

1月2日、中0週で迎えた10戦目は、一般C3-6（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、ころ柿杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミッシーマインドを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

4月6日、中1週で迎えた12戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（6戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラッキーチカラオーに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月28日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（7戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた14戦目は、上口英男バースデー記念（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（8戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は米倉知騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、インスパイアクロスに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2-2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウインドクエストを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中1週で迎えた18戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（11戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハッピーパインを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（12戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオーミプラネットを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中3週で迎えた20戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（13戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた21戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（14戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアタゴナデシコをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月30日、連闘で迎えた22戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（15戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルハチアラウンドに3馬身の差をつけて優勝

10月13日、中1週で迎えた23戦目は、いちょう特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（16戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のグローリアスイモンを半馬身振り切って7勝目を手に入れた。

11月11日、中3週で迎えた24戦目は、一般B3-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉原寛人騎手（17戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスタンドアウェイに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（2009年）

1月2日、中6週で迎えた25戦目は、松竹梅特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で吉原寛人騎手（18戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ストロングビートに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた26戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉原寛人騎手（19戦8勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアイアムアスリーダを半馬身振り切って9勝目を手にした。

6月22日、中9週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた27戦目は、加藤和義騎手を鞍上に迎えて、一般B1-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

11月17日、約5か月の休養明けで迎えた28戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、サフラン特別（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

12月25日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた29戦目は、クリスマスホーリー特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。