スコッチフラワー（2016年生、母フローラルホール）

スコッチフラワー（2016年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スコットランド国歌フラワーオブスコットランドより。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時16歳）と交配したフローラルホールが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田和男。主な勝ち鞍は2019年の一般B2三。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

12月1日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

3歳（2019年）

1月19日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

6月30日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた5戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた6戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったストラトフォードに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

8月24日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月5日、中9週で迎えた8戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバリエンテドンナに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月24日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1七（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルフレシャンスに8馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月9日、中1週で迎えた10戦目は、令和元年台風第19号被災者支援（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で畑中信司騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアリュモモフェイスに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で畑中信司騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハナイロコマチを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2020年）

5月26日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、一般B2六（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で畑中信司騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。