サダムコーテイ（2010年生、母オレンジパラダイス）

サダムコーテイ（2010年2月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋皇帝」。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーエンブレム（当時11歳）と交配したオレンジパラダイスが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地27戦2勝2着4回、中央障害3戦1勝、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月14日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したハドソンシチーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったサイモンラムセスにねじ伏せられてアタマ差の2着に惜敗した。

12月2日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3歳（2013年）

3月2日、中9週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、4着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったリスヴェリアートにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

4月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のディアプリンセスに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月8日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に敗れた。

7月21日、中5週で迎えた11戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

12月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は川田将雅騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2014年）

1月11日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（6戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた16戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露したが、3着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

9月24日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、藻川特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたヤマカツティラノ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月2日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したノウレッジに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月24日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（9戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

5歳（2015年）

1月5日、中5週で迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のスイートガーデンに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

1月24日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の初霞賞（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月2日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月27日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

6歳（2016年）

2月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では非凡な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3月20日、中5週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた28戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず14着に終わった。

9月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。最後は、2着のルートヴィヒコードをクビ差制して久方ぶりの一戦を物にした。

7歳（2017年）

1月14日、約4か月半の休養明けで迎えた30戦目は、障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 小雪/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月19日、中4週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。11着に敗れた。