ナギサ（2018年生、母ユキノクイーン）

ナギサ（2018年2月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「渚」。毛色は鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時9歳）と交配したユキノクイーンが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は服部牧場。2022年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2022年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、服部牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、本間茂によって864万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月5日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エアサージュに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

1月23日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のエイカイステラを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

2月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのつばき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい8着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスのミモザ賞（中山芝2000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

5月16日、中6週で迎えた5戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（中京芝1600m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマリアエレーナに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

7月17日、中8週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、イカットに3/4馬身交わされて2着となった。

8月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの札幌道新スポーツ賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で泉谷楓真騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

10月9日、中7週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの山中湖特別（東京芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

11月21日、中5週で迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

4歳（2022年）

1月8日、中6週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

2月13日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの太宰府特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（3戦1勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

3月13日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラスの小豆島特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

4月24日、中5週で迎えた13戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月8日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のエールヴィオレに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月2日、中4週で迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森一馬騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルパラディをハナ差制して4勝目をつかんだ。

9月3日、中8週で迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で森一馬騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた18戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で森一馬騎手（5戦2勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月5日、中6週で迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森一馬騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のレーヴドオルフェに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月10日、中4週で迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に牝馬ながら60kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で森一馬騎手（7戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2023年）

1月28日、中6週で迎えた21戦目は、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 雪/重）に出走。鞍上は9戦連続で森一馬騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月18日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で森一馬騎手（9戦3勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月1日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた23戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた24戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 雨/稍重）に牝馬ながら60kgの斤量を背負って出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月26日、中5週で迎えた25戦目は、小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/稍重）に出走。鞍上は森一馬騎手（10戦3勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったテーオーソクラテスから半馬身差の2着となった。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（11戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた27戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森一馬騎手（12戦3勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（2024年）

2月3日、中8週で迎えた28戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。4着に終わった。

2024年2月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。