テーオーソクラテス（2017年生、母テーオーヴィーナス）

テーオーソクラテス（2017年3月21日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時10歳）と交配したテーオーヴィーナスが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤナガワ牧場。戦績は、中央平地10戦1勝、中央障害14戦6勝2着1回。2023年の小倉サマージャンプ(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2023年の春麗ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月14日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

3歳（2020年）

1月26日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンスポットに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月2日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのしゃくなげ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

10月25日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4歳（2021年）

1月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた8戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

5月23日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

10月9日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキーパンチから1馬身1/4差の2着となった。

11月14日、中2週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のリバーシブルレーンに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

5歳（2022年）

1月22日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。4着を確保した。

3月20日、中7週で迎えた15戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小坂忠士騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4月30日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2770m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小坂忠士騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウジザイに2馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

6月25日、中7週で迎えた17戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で小坂忠士騎手（6戦2勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月24日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 小雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で小坂忠士騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小坂忠士騎手（8戦2勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のショウナンサルヴォをクビ差制して4勝目をマークした。

6歳（2023年）

1月28日、中6週で迎えた20戦目は、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 雪/重）に出走。鞍上は10戦連続で小坂忠士騎手（9戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のキャプテンペリーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月25日、中3週で迎えた21戦目は、春麗ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で小坂忠士騎手（10戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のジューンベロシティに1馬身1/4の差をつけて優勝

4月15日、中6週で迎えた22戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り雨/重）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は12戦連続で小坂忠士騎手（11戦5勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月26日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で小坂忠士騎手（12戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナギサに半馬身の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

11月4日、中9週で迎えた24戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2023年11月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。