コスモファステスト（2010年生、母Castellina）

コスモファステスト（2010年11月8日）は、ニュージーランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋最速」。毛色は鹿毛。種牡馬のCharge Forward（当時9歳）と交配したCastellinaが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、地方12戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の一般C17。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

3月23日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4歳（2014年）

1月15日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた2戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた3戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、里野泰則生誕記念杯（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメモリーガイをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

2月3日、連闘で迎えた4戦目は、祝!近藤園江還暦記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、ニシキオンファイアにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

2月18日、中1週で迎えた5戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シルバーペガサスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月5日、中1週で迎えた6戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオープンスタンスに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月20日、中1週で迎えた7戦目は、もんや記念（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は今井貴大騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた8戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のセイカクロノスに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月24日、中1週で迎えた9戦目は、青葉特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた10戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月30日、中1週で迎えた11戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた12戦目は、焼岳特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた13戦目は、一般C11 14（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。