セノエティアラ（1991年生、母マルノシラオキ）

セノエティアラ（1991年4月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードザキヤノンズ（当時11歳）と交配したマルノシラオキが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）中山牧場。戦績は、中央平地23戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1996年の月岡特別(900万下)。

経歴

デビュー前

山崎彰義厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

4月24日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は426kg。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したオフトメロディにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月7日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のボヘミアンドリームに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、4歳以上500万下の相川特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月27日、中4週で迎えた4戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアップルガールをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上900万下の浦安特別（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた6戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた8戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したシンコウキングを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

4歳（1995年）

1月7日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（5戦1勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したスイートトニーに半馬身届かず2着となった。

2月19日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下のテレビ埼玉杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

3月19日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の両国特別（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（7戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

4月30日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の飯坂特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のミムズアゲインに2馬身半の差をつけて制した。

9月16日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の浦安特別（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったダービーモーターにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月7日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の赤富士賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた18戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

12月16日、中6週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（11戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では全く伸びず15着に敗れた。

5歳（1996年）

1月13日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（12戦2勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

7月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（13戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセントパレーをクビ差振り切って久々の一戦を物にした。

12月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（14戦3勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

6歳（1997年）

1月11日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（15戦3勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。