サンマルタイトル（2014年生、母ヒシタイトル）

サンマルタイトル（2014年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時13歳）と交配したヒシタイトルが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、中央平地12戦0勝、地方5戦5勝。主な勝ち鞍は2019年のA・G・I(B以下)。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

5月7日、デビュー戦は森裕太朗騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は412kg。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

6月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた3戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

8月31日、中5週で馬体重を前走から31kg増やして迎えた5戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエアシャマールに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月11日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマサノホウオウを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

9月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランフィーユに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のシルバニアラブに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月9日、中3週で迎えた9戦目は、一般C7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（4戦4勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のドナペリドットに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2018年）

1月21日、中9週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず12着に終わった。

2月17日、中3週で迎えた11戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

6月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

6月30日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森裕太朗騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

7月15日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

10月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート2500m 晴/重）に出走。鞍上は森裕太朗騎手（6戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

12月14日、中8週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた18戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般B8 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリキオマトバを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月26日、中1週で迎えた19戦目は、ひいらぎ特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で筒井勇介騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したダイナマイトガイに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5歳（2019年）

1月10日、中1週で迎えた20戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で筒井勇介騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったシンゼンアイルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

1月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で筒井勇介騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーセンパッソに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

2月4日、中1週で迎えた22戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、こぶし特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアースグロウを強烈な末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

2月18日、中1週で迎えた23戦目は、トサミズキ特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた24戦目は、東風賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（5戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた25戦目は、クロッカス賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤマニンミモレットに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月2日、中1週で迎えた26戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、淡墨桜特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた27戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、花吹雪賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったウインクレドに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中1週で迎えた28戦目は、A・G・I（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（7戦6勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグレートブレスを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って10勝目を達成した。

5月24日、中1週で迎えた29戦目は、板取川特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（8戦7勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（9戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャドウチェイサーを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中3週で迎えた31戦目は、クチナシ特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤友則騎手（10戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカイシュウキリシマに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月18日、中1週で迎えた32戦目は、盛夏特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤友則騎手（11戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた33戦目は、葉月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた34戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、晩夏特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったウインハピネスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月13日、中1週で迎えた35戦目は、数河高原特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（12戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた36戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、仲秋特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた37戦目は、絵馬特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。