マイネルアーベント（2013年生、母グレイスサンセット）

マイネルアーベント（2013年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋宵（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のケイムホーム（当時14歳）と交配したグレイスサンセットが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はアイズスタッド（株）。主な勝ち鞍は2017年のサファイア特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,500万円（15万×100口）で一口馬主が募集された。

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

8月22日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月27日、中4週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

3歳（2016年）

1月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/不良）に出走。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた5戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた6戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2二（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコスモアストロを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

4月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の長者ケ原廃寺跡賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマッサンゴールドを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切ってファンの高評価に応えた。

5月2日、連闘で迎えた9戦目は、3歳戦の盛岡三大麺盛岡冷麺賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフォールドインに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月16日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のブルーダイヤモンド賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のアーリーイエロー賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた12戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳B2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったプリンセスポケットにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

7月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の千厩夏まつり賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったウインアイフォースに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月7日、中1週で迎えた14戦目は、3歳B1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るディアシェダルを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って3勝目を手に入れた。

8月29日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（8戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクンツァイトにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月12日、中1週で迎えた16戦目は、夏油賞（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（9戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴァイオリニストを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

10月13日、中3週で迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったファクターに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

11月18日、中2週で迎えた19戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五十六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスカーレットルビーを交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

12月27日、中5週で迎えた20戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

4歳（2017年）

8月17日、約8か月の休み明けで迎えた21戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミツカネプリンセスを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりの実戦を制した。

9月22日、中4週で迎えた22戦目は、サファイア特別（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く持ち堪えて、最後は2着のユメキラリに1馬身半の差をつけて7勝目をマークした。

10月17日、中3週で迎えた23戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、川越藩のお蔵米記念（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。