チュウワアピール（2011年生、母ブロードアピール）

チュウワアピール（2011年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時13歳）と交配したブロードアピールが18歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地9戦0勝、地方8戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の一般C18。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、中西忍によって2,415万円で落札された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

1月18日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

2月23日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

7月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

9月6日、中3週で迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/重）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

10月30日、中7週で迎えた6戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた7戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオキテスグメシに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月27日、中1週で迎えた8戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、BAOOカップin笠松（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

12月16日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフルラージュに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月30日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた10戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ハヤトダマシイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月9日、中0週で迎えた11戦目は、一般C15 18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた12戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るチョココロネを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月17日、中1週で迎えた13戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（6戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスプリングマックスに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

3月21日、中4週で馬体重を前走から27kg減らして迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

6月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から42kg戻して迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

8月23日、中7週で迎えた16戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

11月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。