ゴールドホイヤー（2017年生、母ベルグポルカ）

ゴールドホイヤー（2017年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトランセンド（当時11歳）と交配したベルグポルカが18歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内酒井牧場。2020年の羽田盃(地方重賞)に勝利した他、2020年の羽田盃(S1)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岩本洋厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2019年）

5月17日、デビュー戦は阪上忠匡騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリナルディーを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月21日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のエタニティ賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪上忠匡騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦の水仙特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪上忠匡騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るビービーアルバを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

12月19日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンの川崎ジュニアオープン（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阪上忠匡騎手（3戦2勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3歳（2020年）

1月4日、中1週で迎えた5戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの招福オープン（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシナノビクターに3馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

2月6日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、3歳S3の雲取賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファルコンウィングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて優勝

4月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のブラヴールに2馬身の差をつけて優勝

6月3日、中4週で迎えた8戦目は、3歳S1の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月9日、約6か月半の休養明けで迎えた9戦目は、S2の勝島王冠（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（2021年）

1月3日、中3週で迎えた10戦目は、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

2月11日、中5週で迎えた11戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリンゾウチャネルに1馬身半の差をつけて6勝目を挙げた。

4月13日、中8週で迎えた12戦目は、S3のブリリアントカップ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

10月11日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、富士見オープン（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

11月2日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた14戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で山崎誠士騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したトロヴァオを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

12月8日、中4週で迎えた15戦目は、S2の勝島王冠（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山崎誠士騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2022年）

1月3日、中3週で迎えた16戦目は、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山崎誠士騎手（9戦2勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

2月16日、中5週で迎えた17戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で山崎誠士騎手（10戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

3月24日、中4週で迎えた18戦目は、S2のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で山崎誠士騎手（11戦2勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた19戦目は、S3のブリリアントカップ（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で山崎誠士騎手（12戦2勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた20戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で山崎誠士騎手（13戦2勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したファルコンビークを差し切れず、2馬身差の2着となった。

6月22日、中4週で迎えた21戦目は、短夜賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で山崎誠士騎手（14戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月27日、中4週で迎えた22戦目は、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で山崎誠士騎手（15戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマイルウィを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

11月2日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で山崎誠士騎手（16戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

12月8日、中4週で迎えた24戦目は、S2の勝島王冠（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は18戦連続で山崎誠士騎手（17戦3勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた25戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は19戦連続で山崎誠士騎手（18戦3勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

6歳（2023年）

2月8日、中5週で迎えた26戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で山崎誠士騎手（19戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた27戦目は、S2のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で山崎誠士騎手（20戦3勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマイルウィを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月17日、中8週で迎えた28戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は22戦連続で山崎誠士騎手（21戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7歳（2024年）

4月4日、約11か月の休み明けで迎えた29戦目は、古岡勇樹騎手を鞍上に迎えて、幸オープン（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

8月7日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、スパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古岡勇樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

10月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、千葉ダートマイル（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で古岡勇樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。