ペプチドアスカ（2016年生、母レッドクローシュ）

ペプチドアスカ（2016年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋飛鳥。清々しい山に下って来る神々にちなみ」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時8歳）と交配したレッドクローシュが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。主な勝ち鞍は2019年の一般C2三。

経歴

デビュー前

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月9日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

3歳（2019年）

3月24日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松田大作騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず11着に終わった。

6月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた5戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

8月12日、中5週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた6戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のみんな大好き★ウイニー（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月16日、中4週で迎えた7戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るクルージーンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月7日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したリーピングリーズンを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、コカ・コーラ賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエナジーウェーブを半馬身振り切って優勝

12月9日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高松亮騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマースルマンに1馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

4歳（2020年）

1月7日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で高松亮騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したホクセンシシオーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

4月28日、中4週で迎えた15戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1三（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず最後はバトルハクオウと並んで7着同着となった。

2020年8月10日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。