マベルロンジュ（2017年生、母タイキマドレーヌ）

マベルロンジュ（2017年3月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「私の天使(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時16歳）と交配したタイキマドレーヌが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2021年の夢・希望未来へ前進(一般B1一)。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

2月23日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた2戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月7日、中9週で迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

8月16日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は斎藤新騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月6日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着を確保した。

10月5日、中3週で迎えた7戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユーメイドリームに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月8日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた9戦目は、一般C1九（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したパンディーロにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月22日、中1週で迎えた10戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったイチジンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた11戦目は、優駿スタリオンステーション特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2021年）

3月12日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、復興祈念がんばろう釜石（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のロードアルバータに4馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

3月21日、連闘で迎えた13戦目は、オッズパーク賞（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた14戦目は、ストロングゴールド賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた15戦目は、ハイペリカム賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で陶文峰騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、チスジにクビ差交わされて2着となった。

5月3日、中1週で迎えた16戦目は、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で陶文峰騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したチスジに半馬身届かず2着となった。

5月18日、中1週で迎えた17戦目は、ディセントラ賞（水沢ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で陶文峰騎手（9戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた18戦目は、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で陶文峰騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンマエストロをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月3日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた19戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

10月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた20戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず14着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は亀田温心騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた22戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた23戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、伸びてきたウインエアフォルク決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5歳（2022年）

1月15日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラスの呼子特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は川又賢治騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 小雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったショウサンイチマツに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月27日、中2週で迎えた27戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの稲佐山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルジャッカルに1馬身1/4の差をつけて4勝目を奪取した。

4月2日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラスの安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったアイブランコに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月16日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上2勝クラスの奥の細道特別（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた30戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの陣馬特別（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月10日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

7月30日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上2勝クラスの阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマリノアズラに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月20日、中2週で迎えた33戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2023年3月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。