ミスタードラゴン（1988年生、母キリピユーマ）

ミスタードラゴン（1988年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のヨシノスキー（当時12歳）と交配したキリピユーマが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河土肥牧場。戦績は、中央平地33戦4勝2着1回、地方5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の天竜川特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1990年）

7月15日、デビュー戦は安達昭夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は438kg。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月5日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安達昭夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3歳（1991年）

3月9日、約7か月の休み明けで迎えた3戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

7月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキーロマンを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

8月3日、中1週で迎えた5戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の洞海特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は増井裕騎手（1戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったピエルマリーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月15日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は増井裕騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

4歳（1992年）

1月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

2月1日、中3週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の高塔山特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

2月15日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

2月23日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で増井裕騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のマヤノディッパーをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

3月15日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の甲武特別（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

5歳（1993年）

1月30日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は増井裕騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（8戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

2月27日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（10戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で増井裕騎手（11戦2勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で増井裕騎手（12戦2勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で増井裕騎手（13戦2勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた22戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた23戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のキタシバホクトに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

10月17日、中6週で迎えた24戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

10月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の清滝特別（京都芝2000m 雨/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は増井裕騎手（14戦2勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

11月6日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた26戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は飯田祐史騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた27戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の豊明特別（中京芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（阪神芝2000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は飯田祐史騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンファントムを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて4勝目を手に入れた。

6歳（1994年）

1月16日、中3週で迎えた30戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の寿ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

2月27日、中5週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の中京スポーツ杯（中京芝2500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は飯田祐史騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた32戦目は、難波ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（5戦1勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦のなにわステークス（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

5月31日、中5週で迎えた34戦目は、竹崎大祐騎手を鞍上に迎えて、一般B1（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた35戦目は、一般B1（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹崎大祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシローマスターから4馬身差の2着となった。

7月17日、中2週で迎えた36戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた37戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のシマントガワに1馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

9月10日、中4週で迎えた38戦目は、一般A3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。