ホワイトエンジェル（2006年生、母タカイチフラワー）

ホワイトエンジェル（2006年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「白い天使」。毛色は芦毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時12歳）と交配したタカイチフラワーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方28戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カネツ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって525万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、吉田昭一によって420万円で落札された。

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月9日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、2歳戦のUAE賞（東京ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は520kg。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた2戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3歳（2009年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に敗れた。

2月1日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/不良）に出走。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

6月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月1日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。15着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた7戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

9月4日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月18日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

11月2日、中0週で迎えた13戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた14戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、一般C29（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったラブアダブダブに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた16戦目は、敏秋・美紀結婚13周年記念（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

12月31日、連闘で迎えた18戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

4歳（2010年）

1月25日、中3週で迎えた19戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

2月1日、連闘で迎えた20戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横井将人騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

2月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

2月28日、中1週で馬体重を前走からさらに17kg減らして迎えた22戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、前畑貴彦杯（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したコートスターに半馬身届かず2着となった。

3月7日、連闘で迎えた23戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、後藤大輝君1歳誕生日記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月15日、連闘で迎えた24戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（9戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

3月23日、連闘で迎えた25戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（10戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。

4月1日、連闘で迎えた26戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、一般C22（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の一般C17（名古屋ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は持原大志騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールドキャメロンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月2日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したワイティアタックにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月10日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた29戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したサチノプログレスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月15日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマツノマオに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月31日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のダヒルサヨに4馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

6月7日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月14日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したオンワードアコールを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

6月21日、連闘で迎えた34戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。