ナハイヤン（1998年生、母イチヨシロバリー）

ナハイヤン（1998年5月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンツシアトル（当時8歳）と交配したイチヨシロバリーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は熊本県、生産者は片山建治。戦績は、中央平地1戦0勝、地方17戦4勝2着1回。2001年のパールライス特別(ハンデ)に勝利した他、2000年のサラブレッド系3歳優駿(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、片山建治から「熊本市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

幣旗吉治厩舎（荒尾）へ入厩。

2歳（2000年）

7月5日、デビュー戦は牧野孝光騎手を鞍上に据えて、3歳（荒尾ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は392kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったユートサクラコから半馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（荒尾ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のスターザアラオに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

10月10日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、後藤孝鎮騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の雲仙岳特設（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月5日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のサラ系3歳優駿ステップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた6戦目は、細原邦央騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の銀杏賞（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞のサラブレッド系3歳優駿（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（2001年）

1月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の普賢岳特設（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で牧野孝光騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタヤスライナーに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

1月21日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で牧野孝光騎手（6戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のミヤマキリシマ特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で牧野孝光騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

6月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の肥後あさがお賞（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のコンプリートに5馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

7月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳ハンデ戦でオープンのパールライス特別（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマルシゲサーパスに4馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

8月6日、中2週で迎えた13戦目は、大隅特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は西村栄喜騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月16日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、3歳ハンデ戦でオープンの野路菊賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（9戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた15戦目は、高山伸一騎手を鞍上に迎えて、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（2002年）

1月9日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた16戦目は、一般C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山伸一騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月8日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた17戦目は、河野直人騎手を鞍上に迎えて、一般B2 C1（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた18戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河野直人騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。