ハイパワー（2011年生、母トシザサンサン）

ハイパワー（2011年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のスズカマンボ（当時10歳）と交配したトシザサンサンが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）浦河小林牧場。戦績は、地方30戦5勝。主な勝ち鞍は2015年のファンタスティックナイト賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

井上弘之厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2013年）

8月16日、デビュー戦は有年淳騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は491kg。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた2戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月17日、中3週で迎えた3戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦の紅葉山賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた5戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

3歳（2014年）

3月13日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月3日、中2週で迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレーヘンボーフを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月25日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

6月6日、中5週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた11戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゆうがお特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

8月26日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のやまゆり特別（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のサブノマサムネに1馬身3/4の差をつけて2勝目をマークした。

10月2日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で楢崎功祐騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

11月14日、中5週で迎えた14戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で楢崎功祐騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた15戦目は、高島平賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で楢崎功祐騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、5着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた16戦目は、もみの木賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で楢崎功祐騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

4歳（2015年）

1月21日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で楢崎功祐騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた18戦目は、D.ホランド騎手を鞍上に迎えて、立春特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

2月25日、中2週で迎えた19戦目は、一般B3三 C1四（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着を確保した。

3月18日、中2週で迎えた20戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（7戦1勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月20日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシンケンショウブに2馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

6月23日、中4週で迎えた24戦目は、門別グランシャリオ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（9戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のハーフブロードをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

7月28日、中4週で迎えた25戦目は、シーブリーズ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（10戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた26戦目は、ファンタスティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（11戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエイコースナイパーに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月28日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、L-WING賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は楢崎功祐騎手（7戦1勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

5歳（2016年）

1月11日、中1週で迎えた28戦目は、ウエルカム2016賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で楢崎功祐騎手（8戦1勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた29戦目は、節分賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は有年淳騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた30戦目は、朧月賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。