クラグオー（2010年生、母クラシャトル）

クラグオー（2010年5月5日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のクラキングオー（当時13歳）と交配したクラシャトルが20歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は倉見牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方30戦10勝2着7回。2014年のステイヤーズカップ(地方重賞)に勝利した他、2012年、2012年とウィナーズチャレンジを2勝するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2012年）

5月30日、デビュー戦は小国博行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチェリーサターンに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月27日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、ジェネラルグラントにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月11日、中1週で迎えた4戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1700m 曇/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチェリーサターンに7馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

8月4日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた6戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るストーミングスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月18日、中3週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシップオブテセウスに1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月17日、中3週で迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、インサイドザパークにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月8日、中2週で迎えた9戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

12月19日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

3歳（2013年）

1月30日、中5週で迎えた11戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファイアーベルを豪脚でクビ差だけ差し切って5勝目を収める

2月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月25日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、日高こんぶ特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（門別ダート2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ビービーコモンに交わされて3馬身差の2着となった。

9月17日、中3週で迎えた15戦目は、ヤングジェネレーションカップ（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のゴッドフローラを3/4馬身振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

10月15日、中3週で迎えた16戦目は、門別ししゃも祭り特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（5戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモアジルを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

11月24日、中5週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のダービーグランプリ（水沢ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2014年）

2月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた18戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、如月特別（船橋ダート1700m 雪/重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では賦性の闘争本能でゴールまで頑張り、3着に入った。

3月11日、中3週で迎えた19戦目は、アクアマリン賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったセンノデバギヤに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月11日、中3週で迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、アンデルセン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のジョイアに2馬身半の差をつけて8勝目を収める

5月6日、中3週で迎えた21戦目は、皐月盃（船橋ダート1700m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた22戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、短夜賞（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月22日、中4週で迎えた23戦目は、手稲山ミヤマスミレ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ウルトラカイザーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月5日、中1週で迎えた24戦目は、アルーダ日高西部特別（門別ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（7戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、モズに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

9月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、レコードな町新冠特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（8戦4勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったウルトラカイザーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞のステイヤーズカップ（門別ダート2600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（9戦4勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るニシノファイターを次元の違う末脚で半馬身差し切って9勝目を手に入れた。

10月14日、中3週で迎えた27戦目は、リンドウ特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（10戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のナリタボルトをクビ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

11月13日、中3週で迎えた28戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 雪/重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（11戦6勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて15着に敗れた。

5歳（2015年）

5月27日、約6か月半の休養明けで迎えた29戦目は、クレマチス特別（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎光行騎手（12戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた30戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、ハービンジャー・プレミアム（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた31戦目は、地方重賞の星雲賞（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。