フレイム（2000年生、母ホウヨウカイキヨー）

フレイム（2000年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「炎」。品種はサラブレッド系で、毛色は黒鹿毛。種牡馬のテユーター（当時15歳）と交配したホウヨウカイキヨーが15歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は安達洋生。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方32戦11勝2着7回。主な勝ち鞍は2003年の名古屋チャレンジカップレモン賞。

経歴

デビュー前

藤田正治厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2002年）

8月12日、デビュー戦は古川彰騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、キヌガサスペシャルに交わされて5馬身差の2着となった。

8月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳地方重賞のジュニアクラウン（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川彰騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のコガネミツサダを半馬身振り切って初白星を挙げた。

9月23日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川彰騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたキヌガサスペシャル決め手に屈してアタマ差の2着となった。

10月17日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川彰騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた6戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で古川彰騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた7戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の未勝利馬リバイバル（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた8戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は古川彰騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月30日、中1週で迎えた9戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川彰騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るトミノハヤカゼを豪脚でクビ差だけ差し切って勝利を手中に収めた。

3歳（2003年）

1月28日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップパイナップル賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で古川彰騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

2月25日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップレモン賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で古川彰騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のディアントスに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

4月6日、中5週で迎えた12戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で古川彰騎手（10戦3勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた13戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で古川彰騎手（11戦3勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた14戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた15戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

7月12日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったニューエスサンデーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月16日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月25日、連闘で迎えた18戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた20戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

4歳（2004年）

2月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B5-8（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のミルフォードパインに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

2月16日、中1週で迎えた22戦目は、こぶし特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテンマを半馬身振り切って優勝

3月18日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月17日、約5か月の休養明けで迎えた24戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスタッグパーティーに1馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を物にした。

9月15日、中3週で迎えた25戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリトルグローリアスに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2005年）

2月11日、約5か月の休養明けで迎えた26戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バンナボレロに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

2月24日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（10戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るブラックエキスポを上がり0位の末脚で半馬身差し切って勝利をモノにする

3月14日、中2週で迎えた28戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（11戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（2006年）

11月24日、約20か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた29戦目は、山田順一騎手を鞍上に迎えて、頑張れ濱ちゃん応援してるよ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた30戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田順一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アルゴに半馬身交わされて2着に敗北した。

7歳（2007年）

1月1日、中1週で迎えた31戦目は、祝こんさん&藍結婚記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田順一騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブリュードロアに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

1月24日、中2週で迎えた32戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田順一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カネタマルに交わされて1馬身差の2着となった。

2月14日、中2週で迎えた33戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田順一騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のメジャーゴールドに1馬身半の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

3月16日、中3週で迎えた34戦目は、橘特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

4月6日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた35戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山田順一騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナリタマジックに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月26日、中2週で迎えた36戦目は、チューリップ特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田順一騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい6着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた37戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田順一騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったオーナーズレオンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月1日、中1週で迎えた38戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田順一騎手（8戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のビッグニュースを半馬身振り切って断然の支持に応えた。