ハクユウラッキー（2016年生、母グラシエトウショウ）

ハクユウラッキー（2016年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋幸運をもたらす」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時20歳）と交配したグラシエトウショウが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土田和男。主な勝ち鞍は2020年のエイプリルスプリント(一般C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、土田和男から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、H.Iコーポレーションによって442.8万円で落札された。

石井勝男厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2019年）

6月19日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は499kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフレフレサッチーを豪快な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月16日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたホワイトパス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったサーフシェイパーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

9月9日、中0週で迎えた5戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったジョースイーツに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の馬肥ゆる秋お父さん頑張って記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた7戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプリプリクインダムを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

11月18日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ダイナマイトガイに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月9日、中2週で迎えた9戦目は、ホテル旅館洗剤専門店スリーエス特別賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4歳（2020年）

1月10日、中4週で迎えた10戦目は、船橋競馬場前飲み喰い処かのえ20周年記念（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた11戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、川崎記念3連覇ホッコータルマエメモリアル（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた12戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、遊園地ならよみうりランド（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のキョウエイビーナスを3/4馬身振り切って3勝目を奪取した。

3月13日、中3週で迎えた13戦目は、若葉スプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた14戦目は、エイプリルスプリント（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のセイントビーナスに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月21日、中2週で迎えた15戦目は、春の夢特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

6月15日、中7週で迎えた16戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、八犬伝スプリント（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月30日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、ベストウィッシュスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた18戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、晩冬特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。

5歳（2021年）

1月12日、中2週で迎えた19戦目は、スキースプリント（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタケショウハヤトを半馬身差し切って優勝

2月8日、中3週で迎えた20戦目は、浜風スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた21戦目は、マーチスプリント（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

4月6日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、フクジュソウスプリント（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5月15日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた23戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、あやめ特別（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた24戦目は、すずらん特別（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、トーセンザゲームにクビ差交わされて2着に惜敗した。

6月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、あじさい賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

7月10日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、やまゆり賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月27日、中6週で迎えた27戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、向日葵特別（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

10月11日、中5週で迎えた28戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、トルマリン賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた29戦目は、さざんか特別（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

11月13日、中1週で迎えた30戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、サフラン賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた31戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、水仙特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

2022年1月20日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。