ミヨノインパクト（2002年生、母ミヨノブライト）

ミヨノインパクト（2002年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋影響力」。毛色は鹿毛。種牡馬のオース（当時6歳）と交配したミヨノブライトが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）渕瀬ファーム。戦績は、中央平地11戦1勝、地方10戦8勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

郷原洋行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月26日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入った。

11月7日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメジロカールに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月12日、中4週で迎えた3戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

3歳（2005年）

10月23日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で郷原洋司騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で郷原洋司騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

4歳（2006年）

12月24日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で郷原洋司騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

5歳（2007年）

2月4日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

3月17日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（6戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた9戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

5月12日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6月2日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（8戦1勝）。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では伸びを欠き18着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた12戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた13戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハーベストターフに約14馬身の大差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

9月2日、中3週で迎えた14戦目は、リゲル特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のラブマロンに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月17日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のエリカ賞（金沢ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリベロストラーダを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は8馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月1日、中1週で迎えた16戦目は、リゲル特別（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタイキロックオンに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月22日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2-2（金沢ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチビタに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月5日、中1週で迎えた18戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲンパチパワフルに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月25日、中2週で迎えた19戦目は、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（6戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のテンエイカムカムに3馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

12月10日、中1週で迎えた20戦目は、一般B4-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（7戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のファストストリングに3馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

6歳（2008年）

1月2日、中2週で迎えた21戦目は、楽天競馬杯（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で吉原寛人騎手（8戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたラブミースマイル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。