ショウナンハピネス（1995年生、母Rambling Barb）

ショウナンハピネス（1995年4月11日）は、カナダで生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のKris S.（当時18歳）と交配したRambling Barbが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地35戦4勝2着4回。1999年の府中牝馬ステークス(牝G3)で3着に入った他、1997年のホープフルステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

11月9日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるように急駛したが、勝ったロードアックスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のクリスタルレコードに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月21日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のパルシファルをアタマ差振り切って2勝目をつかんだ。

3歳（1998年）

2月22日、中8週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦2勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

10月4日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦2勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月25日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦2勝）。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が衰えて18着に終わった。

12月6日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい14着に敗れた。

4歳（1999年）

1月10日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上1600万下の迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

1月30日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

5月15日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上1600万下のパールステークス（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、キクノスカーレットに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/重）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

7月25日、中3週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の弥彦特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るラスターゲインを豪快な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

8月15日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（10戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた16戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、G3の朝日チャレンジカップ（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

10月17日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（11戦3勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

11月14日、中3週で迎えた18戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて、最後は2着のペイストリーシェフをクビ差振り切って勝利をモノにする

12月5日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（12戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1600万下のアクアラインステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（13戦3勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、マチカネキンノホシにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5歳（2000年）

1月16日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（14戦3勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（15戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

3月11日、中5週で迎えた23戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（16戦3勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の千葉ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（17戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

6月11日、中8週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上1600万下のパールステークス（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（18戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月9日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定G3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（19戦3勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

8月13日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上1600万下のNST賞（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（20戦3勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた28戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の北海道新聞杯（札幌芝1800m 曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

6歳（2001年）

1月21日、約5か月の休み明けで迎えた29戦目は、D.ハリソン騎手を鞍上に迎えて、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（21戦3勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に終わった。

9月9日、約7か月の休養明けで迎えた31戦目は、3歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（22戦3勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を5馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで崩れずに走り抜いたが、シンコウシングラーにクビ差交わされて2着となった。

10月14日、中4週で迎えた32戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

11月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、3歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（23戦3勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた34戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（24戦3勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って6着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた35戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。