サイゴンフラワー（2010年生、母スイートサフラン）

サイゴンフラワー（2010年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時23歳）と交配したスイートサフランが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大林ファーム。戦績は、地方36戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の2歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大林ファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

酒井一則厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2012年）

12月14日、デビュー戦は水野貴史騎手を鞍上に据えて、2歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランディヘイローに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2013年）

1月28日、中5週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた3戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテクマクマヤコンに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月29日、中5週で迎えた5戦目は、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

7月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳戦の夏木立特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、ダイバリュウジンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月8日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦の3歳C1（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた8戦目は、一般C1六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

9月11日、中2週で迎えた9戦目は、テレ玉バッハ賞（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のニシノブンブンマルに5馬身の差をつけて優勝

10月25日、中5週で迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、オクトーバー賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた11戦目は、桔梗特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、4着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた12戦目は、南天特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（2014年）

3月26日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

4月29日、中4週で迎えた14戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、スイートピー賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた16戦目は、紅バラ賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた18戦目は、ウインドベル賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた20戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、閃光賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

11月14日、中8週で迎えた22戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。

11月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

5歳（2015年）

1月10日、中5週で迎えた24戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、木下智史特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

1月25日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、塚本弘隆騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

2月1日、連闘で迎えた26戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、智子DVD発売特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

2月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、一般A3（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は塚本弘隆騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

2月22日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた28戦目は、一般Aイ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本弘隆騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

3月3日、連闘で迎えた29戦目は、一般A3（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本弘隆騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

3月8日、連闘で迎えた30戦目は、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本弘隆騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた31戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般A4（高知ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた32戦目は、西川花公園特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた33戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は塚本弘隆騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

4月4日、連闘で迎えた34戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた35戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月14日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた36戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C2（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。