ブラウンコマンダー（2002年生、母ツジノヒマワリ）

ブラウンコマンダー（2002年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時12歳）と交配したツジノヒマワリが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北星村田牧場。戦績は、地方39戦6勝2着3回。2005年のクラウンカップ(地方重賞)に勝利した他、2008年の福山マイラーズカップ(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2004年）

7月30日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は416kg。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

11月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたノーストーチ決め手に屈してクビ差の2着となった。

3歳（2005年）

1月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

2月18日、中6週で迎えた5戦目は、3歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマルチフォースワンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月17日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のベストサドル特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のイチブパワーに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブレットトレインをクビ差振り切って優勝

6月8日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

7月13日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

8月16日、中4週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（8戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2006年）

5月3日、約8か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦の五月会特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（9戦3勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

7月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、ハンデ戦のジュライ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（10戦3勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず3着に終わった。

5歳（2007年）

5月25日、約10か月の休養明けで迎えた14戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（11戦3勝）。13頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた15戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（12戦3勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた16戦目は、ロマンティックナイト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（13戦3勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた17戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、スターライト特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

9月6日、中6週で迎えた18戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は張田京騎手（14戦3勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた19戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（15戦3勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた20戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、イーバンク銀行IN大井賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた21戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、トパーズ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた22戦目は、ハッピーエンド特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた23戦目は、アデュー2007賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

6歳（2008年）

1月18日、中2週で迎えた24戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、春駒賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた25戦目は、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和博騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた26戦目は、オフト新潟賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和博騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた27戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、青柳特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったチアズグローリーから8馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた28戦目は、つくし特別（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた29戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、ローズカップ（福山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた30戦目は、かすみ草特別（福山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のチャウスに2馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

5月31日、中1週で迎えた31戦目は、かきつばた特別（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったブリットレーンから1馬身半差の2着となった。

6月15日、中1週で迎えた32戦目は、グランプリ2008トライアル特別（福山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月27日、中5週で迎えた33戦目は、地方重賞の福山マイラーズカップ（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラベンケイに7馬身の差をつけて5勝目をマークした。

8月17日、中2週で迎えた34戦目は、地方重賞の金杯マイラーズ（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月21日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた35戦目は、金木犀特別（福山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で岡田祥嗣騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

10月5日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた36戦目は、野菊特別（福山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で岡田祥嗣騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラベンケイに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月19日、中1週で迎えた37戦目は、地方重賞の福山菊花賞（福山ダート2250m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡田祥嗣騎手（8戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月30日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた38戦目は、つわぶき特別（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で岡田祥嗣騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた39戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、シクラメン特別（福山ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。