ハギサカスター（1999年生、母コウチポート）

ハギサカスター（1999年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋星」。毛色は栗毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時14歳）と交配したコウチポートが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方30戦11勝。主な勝ち鞍は2003年の一般B6。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

6月8日、デビュー戦は柴原央明騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴原央明騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず13着に終わった。

11月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から45kg戻して迎えた5戦目は、堺克敏騎手を鞍上に迎えて、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

12月13日、中2週で馬体重を前走から23kg絞って迎えた6戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月28日、中1週で迎えた7戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C11（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

4歳（2003年）

1月9日、中1週で迎えた8戦目は、村井栄治騎手を鞍上に迎えて、一般C12（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリスタルフローラを豪脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月23日、中1週で迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般C7（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミズホエンジェルを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

2月20日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエイリュウサンタを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3月4日、中1週で迎えた11戦目は、一般B8（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクリエイティブパワに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月4日、中3週で迎えた12戦目は、淡墨桜特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた13戦目は、一般B9（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のゼンノクルーガーをクビ差振り切って5勝目をゲットした。

5月21日、中3週で迎えた14戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた15戦目は、坂井薫人騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のフジノタイコウをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

6月24日、中2週で迎えた16戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、あじさい特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた17戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

11月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた19戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大原浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた21戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般B17 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイシンゴユウザンに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月30日、中1週で迎えた22戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、シクラメン特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

5歳（2004年）

1月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（6戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニホンピログッドに4馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

2月2日、中2週で迎えた24戦目は、立春特別（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は大原浩司騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた25戦目は、一般B10（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスズランマックに3馬身の差をつけて9勝目を奪取した。

3月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（8戦6勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた27戦目は、一般B5-8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた28戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメジロデニスに4馬身の差をつけて10勝目を達成した。

5月4日、中3週で迎えた29戦目は、一般A6（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた30戦目は、鵜飼特別（笠松ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は川原正一騎手（11戦7勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

6月26日、中5週で迎えた31戦目は、一般B3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は高木健騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月17日、約6か月の休み明けで迎えた32戦目は、一般C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大原浩司騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた33戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 雪/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（12戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニホンピロセシルに5馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

6歳（2005年）

1月13日、中1週で迎えた34戦目は、福寿草特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（13戦8勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。