ショウリュウムーン（2007年生、母ムーンザドリーム）

ショウリュウムーン（2007年6月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「昇龍＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時6歳）と交配したムーンザドリームが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地24戦5勝2着3回。2012年の朝日チャレンジカップ(ハンデG3)に勝利した他、2010年の桜花賞(牝G1)で4着に入るなど、重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月22日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。18頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたエアラフォン決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3歳（2010年）

2月14日、中9週で迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタガノサムアップに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月6日、中2週で迎えた4戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアパパネを3/4馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

4月11日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月23日、中5週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り17着に敗れた。

8月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月17日、中8週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に敗れた。

12月4日、中6週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、G3の鳴尾記念（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

4歳（2011年）

1月5日、中4週で迎えた10戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のヒカルアマランサスに1馬身3/4の差をつけて2つ目の重賞タイトルをつかんだ。

4月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。18頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定G1のヴィクトリアマイル（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（4戦1勝）。17頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に敗れた。

8月14日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

10月2日、中6週で迎えた15戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロードバリオスをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

10月30日、中3週で迎えた16戦目は、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2012年）

1月5日、中9週で迎えた17戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定G3の京都牝馬ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったドナウブルーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月23日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったフラガラッハにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月27日、約3か月の休養明けで迎えた21戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（6戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

12月8日、中5週で迎えた22戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の朝日チャレンジカップ（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアドマイヤタイシをクビ差振り切って3つ目の重賞タイトルをつかんだ。

6歳（2013年）

1月5日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月9日、中8週で迎えた24戦目は、ハンデG3の中日新聞杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦1勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。