デュアリスト（2018年生、母デュアルストーリー）

デュアリスト（2018年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「二元論の支持者」。毛色は栗毛。種牡馬のミッキーアイル（当時7歳）と交配したデュアルストーリーが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2020年の兵庫ジュニアグランプリ(Jpn2)に勝利した他、2022年の天王山ステークス(オープン)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

7月4日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は478kg。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヨッシーフェイスを上がり1位タイの末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

9月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのヤマボウシ賞（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドソルダードに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月2日、中9週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレディバグを半馬身振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

12月16日、中1週で迎えた4戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村友一騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3歳（2021年）

3月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカレンロマチェンコを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月2日、中6週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、3歳オープンの端午ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

8月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた7戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

11月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、室町ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサイクロトロンに1馬身3/4の差をつけて優勝

12月12日、中3週で迎えた9戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

4歳（2022年）

2月20日、中9週で迎えた10戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大和ステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

4月30日、中9週で迎えた11戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、天王山ステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るオーロラテソーロを上がり4位タイの末脚でクビ差だけ差し切って制した。

8月21日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月8日、中6週で迎えた13戦目は、大阪スポーツ杯（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクロジシジョーに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、りんくうステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5歳（2023年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（3戦2勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

5月2日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデJpn3のかきつばた記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は北村友一騎手（4戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの松風月ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（5戦2勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7月23日、中6週で迎えた18戦目は、安達太良ステークス（福島ダート1150m 晴/良）に60kgの斤量を背負って出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた19戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月10日、中3週で迎えた21戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

6歳（2024年）

2月4日、中7週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの令月ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

3月17日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は北村友一騎手（6戦2勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月28日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、G3のアイビスサマーダッシュ（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。14着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた25戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。