スティールペガサス（2017年生、母ホールドミータイト）

スティールペガサス（2017年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時21歳）と交配したホールドミータイトが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はグランド牧場。2023年の北海道スプリントカップ(Jpn3)で3着に入った他、2023年の道営スプリントに勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「北海道サマープレミアムセールサラブレッド1歳」に上場され、菅野守雄によって1,836万円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

5月9日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったコーラルツッキーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェネラルエリアに5馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

7月11日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、アジュバントに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのペリドット特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のティーズダンクに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月3日、中5週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた7戦目は、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

11月10日、中0週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた8戦目は、2歳M1の南部駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモリノブレイクに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月27日、中1週で迎えた9戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（7戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着を確保した。

3歳（2020年）

2月6日、中9週で迎えた10戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳S3の雲取賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンエイウイングに6馬身の差をつけて制した。

3月19日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のつくし特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月2日、中5週で迎えた13戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

5月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた15戦目は、東京スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のセイジミニスターに1馬身1/4の差をつけて4勝目を挙げた。

6月23日、中2週で迎えた16戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

4歳（2021年）

4月22日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた17戦目は、クンシラン賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（8戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のフジノパンサーを半馬身振り切って久しぶりの一戦を物にした。

5月20日、中3週で迎えた18戦目は、キズナ・プレミアム（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（9戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のフォルトゥーレに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月16日、中3週で迎えた19戦目は、AIRDOインスタグラム特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（10戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたフジノパンサー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた20戦目は、地方重賞の星雲賞（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（11戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた21戦目は、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（12戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

10月6日、中7週で迎えた22戦目は、レイデオロ・プレミアム（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（13戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた23戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったアザワクをクビ差捉え切れず2着となった。

12月31日、中7週で迎えた24戦目は、カウントダウン2022賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

5歳（2022年）

4月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた25戦目は、アドマイヤマーズ・プレミアム（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（14戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウワサノコウタロウを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて7勝目を奪取した。

5月4日、中1週で迎えた26戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったフジノパンサーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月2日、中3週で迎えた27戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月6日、中4週で迎えた28戦目は、モーリス・プレミアム（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（15戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るリーチを自慢の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月17日、中5週で迎えた29戦目は、愛別きのこフェス特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（16戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のケイアイサクソニーに3馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月29日、中5週で迎えた30戦目は、地方重賞のウポポイオータムスプリント（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（17戦6勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアザワクを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

11月9日、中5週で迎えた31戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（18戦7勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアザワクを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月29日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた32戦目は、地方重賞の笠松グランプリ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（19戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

6歳（2023年）

4月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から13kg戻して迎えた33戦目は、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（20戦8勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスペシャルエックスを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月1日、中4週で迎えた34戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（21戦9勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた35戦目は、地方重賞のグランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑村真明騎手（22戦9勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したスペシャルエックスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月15日、中5週で迎えた36戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、Jpn3のクラスターカップ（盛岡ダート1200m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

9月14日、中3週で迎えた37戦目は、ウポポイオータムスプリント（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（23戦9勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月8日、中7週で迎えた38戦目は、道営スプリント（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（24戦9勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のドウドウキリシマに1馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

12月20日、中5週で迎えた39戦目は、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（25戦10勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

7歳（2024年）

4月25日、約4か月の休み明けで迎えた40戦目は、エトワール賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（26戦10勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。