コーラルツッキー（2017年生、母コーラルビュー）

コーラルツッキー（2017年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。2019年にNARグランプリ2歳最優秀牝馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時14歳）と交配したコーラルビューが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は豊洋牧場。2019年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)に勝利した他、2021年のノースクイーンカップ(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

5月9日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスティールペガサスに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月6日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマナモクプニを3/4馬身差し切って断トツの支持に応えた。

8月15日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（アメリカンペイト（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のレインズパワーに1馬身半の差をつけて制した。

8月29日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月10日、中5週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦3勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアザワクを半馬身差し切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

12月31日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた8戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で服部茂史騎手（7戦4勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

3歳（2020年）

2月19日、中6週で迎えた9戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

6月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた11戦目は、S3のプラチナカップ（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた12戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、橘オープン（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた13戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、3歳S1の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

10月15日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳オープンのサルビアカップ（川崎ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したヒキュウを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

11月11日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤裕人騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入った。

12月15日、中4週で迎えた16戦目は、マジェスティックチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（8戦4勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したシャイニングアカリに半馬身届かず2着となった。

4歳（2021年）

1月22日、中4週で迎えた17戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（9戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5月13日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、エメラルド特別（浦和ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は伊藤裕人騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた19戦目は、中原オープン（川崎ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤裕人騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

7月20日、中4週で迎えた20戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るネーロルチェンテを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って久々に美酒を浴びた。

10月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn2のレディスプレリュード（大井ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月11日、中4週で迎えた22戦目は、生田オープン（川崎ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた23戦目は、アンスリウム賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

5歳（2022年）

5月17日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた24戦目は、青葉空特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた25戦目は、スパーキングプラチナチャレンジ（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

7月7日、中2週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた26戦目は、牝馬限定地方重賞のノースクイーンカップ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月28日、中6週で迎えた27戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定M1のビューチフルドリーマーカップ（盛岡ダート2000m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったサルサディオーネに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月29日、中4週で迎えた28戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の姫山菊花賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた29戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、菊花特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月30日、中4週で迎えた30戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた31戦目は、スパーキングオールスターチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で野畑凌騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。