カレンロマチェンコ（2018年生、母カレンステイシー）

カレンロマチェンコ（2018年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より。ターフのチャンピオンになってほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のマクフィ（当時11歳）と交配したカレンステイシーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高柳隆男。2021年の昇竜ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高柳大輔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月16日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のスウィープザボードに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月25日、中5週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラスのなでしこ賞（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

11月14日、中2週で迎えた4戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では稟性の負けじ心を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着に入った。

3歳（2021年）

1月16日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のアルーブルトに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月13日、中7週で迎えた6戦目は、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のデュアリストを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

6月20日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で松若風馬騎手（3戦2勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて15着に敗れた。

9月25日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松若風馬騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

11月14日、中6週で迎えた9戦目は、室町ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松若風馬騎手（5戦2勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4歳（2022年）

1月8日、中7週で迎えた10戦目は、すばるステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松若風馬騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

5月7日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月28日、中2週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、ハンデG3の北九州記念（小倉芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（7戦2勝）。18頭立ての18番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

2022年8月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2023年）

5月30日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 15（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマジゾウに約17馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

7月1日、中4週で迎えた15戦目は、一般C3-10（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のルフィアンキックに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月19日、中6週で迎えた16戦目は、渡辺彩夢特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエメラダに9馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月30日、中5週で迎えた17戦目は、ツリフネソウ特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマイネルオスカルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月15日、中1週で迎えた18戦目は、スイフヨウ特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のグッドリドゥンスに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

11月11日、中3週で迎えた19戦目は、駿太・悠人ガンバ特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアイタイに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

11月26日、中1週で迎えた20戦目は、アルカナビス周年特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で赤岡修次騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒロシゲアトムに2馬身半の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

6歳（2024年）

1月31日、中8週で迎えた21戦目は、観音岩特別（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で赤岡修次騎手（7戦7勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた22戦目は、白山洞門特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で赤岡修次騎手（8戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のストーミーデイに2馬身半の差をつけて勝利数を11に伸ばす

3月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、中根秀樹五十三才特別（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で赤岡修次騎手（9戦8勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグレートヒエンを次元の違う末脚で半馬身差し切って断然人気に応えた。

3月19日、中1週で迎えた24戦目は、妙見山特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で赤岡修次騎手（10戦9勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のヒートヘイズをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。