サダムパテック（2008年生、母サマーナイトシティ）
Sadamu Patek
2008.03.30
サダムパテック（2008年3月30日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「冠名＋スイス時計名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時16歳）と交配したサマーナイトシティが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション 白老ファーム 。戦績は、中央平地29戦6勝2着2回、海外1戦0勝。2012年のマイルチャンピオンシップ(G1)に勝利した他、2011年の皐月賞(G1)で2着に入るなど、G1級競走1勝を含む重賞5勝を挙げた。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 30戦6勝 [6-2-3-19/30]
- 総賞金国内
- 4億665万円
- 生年月日
- 2008年3月30日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牡
- 毛色
- 鹿毛
- 厩舎
- 西園正都栗東
- 馬主
- 大西定
- 生産者
- （有）社台コーポレーション 白老ファーム
- セール落札価格
- 1,260万円
セレクトセール サラブレッド 1歳
- 抹消情報
- 中央：2015年1月7日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
指数の推移（直近7走）
- 7
走
前 - 6
走
前 - 5
走
前 - 4
走
前 - 3
走
前 - 2
走
前 - 前
走
パフォーマンス分析
- 最高指数
- 勝利時最大着差国内
- 3馬身半
ベストレース
- レース名
- 東京スポーツ杯2歳ステークス
- 日付/馬齢
- 2010年11月20日/2歳
- コース
- 東京芝1800m左
- 指数
- 着順
- 1着
- オッズ/人気
- 4.6倍/1番人気
- 馬番/頭数
- 2番/16頭
- 天候
- 晴16.1℃
- 馬場状態/馬場速度
- 良/標準
- レースラップ
- 平均=11.8/ラスト=11.9
- レースペース
- スロー
- 通過順位
- 12-9-8
- 馬体重増減
- 498kg-4
- 出走間隔
- 中2週
- 騎手斤量
- C.スミヨン55.0kg
血統
概要
母のサマーナイトシティは中央3勝（京都ダ[1400m],札幌ダ[1000m],阪神ダ[1200m]）。祖母のダイアモンドシティは海外14戦5勝。曾祖母のHoney's Flagは海外1戦0勝。父のフジキセキは中央G1・1勝（中山芝[1600m]）。
近親馬
※活躍馬のみ。7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Sir Gallahad＝Bull Dog | 7×7 | 1.56% |
| きM | Pharos＝Fairway | 7*7 | 1.56% |
| 牡 | Hail to Reason | 4×6 | 7.81% |
| 牡 | Royal Charger | 6×6 | 3.12% |
| 牡 | Mahmoud | 6*7×7 | 3.12% |
| 牡 | Princequillo | 6×7 | 2.34% |
| 牡 | Nearco | 7×6*7*7 | 3.9% |
| 牡 | Nasrullah | 7×6 | 2.34% |
| 牡 | Count Fleet | 7×6 | 2.34% |
| 牡 | Hyperion | 7×7*7 | 2.34% |
| 牡 | Discovery | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Blue Larkspur | 7*7 | 1.56% |
| 牡S | War Relic | 7*7 | 1.56% |
| 牡M | Native Dancer | 5*6 | 4.68% |
| 牡M | War Admiral | 6*7 | 2.34% |
| 牝 | Almahmoud | 5×6 | 4.68% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- サンデーサイレンス系
- ファミリーナンバー
- 9-h
レース成績
経歴
デビュー前
1歳のとき、社台コーポレーションから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、大西定によって1,260万円で落札された。
西園正都厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2010年）
10月17日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したケイティーズジェムを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。
10月30日、中1週で迎えた2戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダノンシャークに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
11月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳G3の東京スポーツ杯2歳ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でC.スミヨン騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のリフトザウイングスに3馬身半の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。
12月19日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でC.スミヨン騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。
3歳（2011年）
3月6日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプレイを半馬身振り切って2つ目の重賞タイトルをゲットした。
4月24日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、3歳G1の皐月賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったオルフェーヴルにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。
5月29日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。
9月18日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。
10月23日、中4週で迎えた9戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（4戦1勝）。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。
12月3日、中5週で迎えた10戦目は、G3の鳴尾記念（阪神芝1800m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩田康誠騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。
4歳（2012年）
1月5日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で岩田康誠騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。
2月5日、中3週で迎えた12戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で岩田康誠騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。
5月12日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のレオプライムを3/4馬身振り切って3つ目の重賞タイトルを手中に収めた。
6月3日、中2週で迎えた14戦目は、G1の安田記念（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ウィリアムズ騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。
10月28日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。
11月18日、中2週で迎えた16戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグランプリボスをクビ差振り切って下半期マイル王の称号を奪取した。
12月9日、G1の香港マイル（香港・シャティン芝1600m）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。
5歳（2013年）
5月11日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。
6月2日、中2週で迎えた19戦目は、G1の安田記念（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。18頭立ての8番人気で大外18番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。
10月26日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り 晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。
11月17日、中2週で迎えた21戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。
12月23日、中4週で迎えた22戦目は、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。
6歳（2014年）
1月26日、中4週で迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、G2のアメリカジョッキークラブカップ（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。
3月2日、中4週で迎えた24戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、G2の中山記念（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。
6月8日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、G1の安田記念（東京芝1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。
7月27日、中6週で迎えた26戦目は、ハンデG3の中京記念（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミッキードリームをハナ差振り切って5つ目の重賞タイトルを手に入れた。
9月14日、中6週で迎えた27戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（新潟芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。
11月1日、中6週で迎えた28戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。
11月23日、中2週で迎えた29戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。17頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。
12月27日、中4週で迎えた30戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、G2の阪神カップ（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。