ダブルクリック（1995年生、母ミスシャーリー）

ダブルクリック（1995年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時8歳）と交配したミスシャーリーが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグジャパンファーム。戦績は、地方14戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の山吹特別。

経歴

デビュー前

阪本一栄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1997年）

11月20日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は501kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3歳（1998年）

2月5日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハシノマサノリに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

2月20日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のウメノサファイアをアタマ差振り切って雨下の一戦を制した。

3月29日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳戦のアネモネ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンユウドリームを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月15日、中1週で迎えた5戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた6戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山吹特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマツノコウタローをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

6月4日、中4週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞の東京王冠賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

4歳（1999年）

1月22日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の立春特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシグナルファイアに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月11日、中2週で迎えた9戦目は、ダイヤモンドダスト賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた10戦目は、花月賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（5戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったシグナルファイアに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

3月22日、中3週で迎えた11戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月12日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のオーイノダイキチを半馬身振り切って5勝目を掴み取った。

5月9日、中3週で迎えた13戦目は、スターロード賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したトゥインクルジョイに半馬身届かず2着に敗北した。

5月30日、中2週で迎えた14戦目は、エメラルド賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったレディカンムリにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。